レッツ・ダンス
フィギュアスケートの話です。 書き始めたばかりなので、温かく見守ってください。
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俺はアヤメと世界を目指す/レッツ・ダンス(#25)
「お前、あれ…」
本田は優のコンビネーションジャンプに絶句していた。優はそんな本田を見て、ニコニコしている。
「インフィニティ」
「何だ、それ?」
「ジャンプの名前だよ」
「まいったな、これは。優、俺がお前のコーチをする。世界を目指そう」
「?」
「優が小さいときに約束したじゃないか。大きな大会に出るときは俺がコーチするって」
「俺、アイスダンスすることにしたんだ」
「!?」
「ジャンプ、力強くて、とってもかっこよかった。シングルやった方がいいよ」
「決めたんだ。アヤメと滑る方が絶対楽しい」
「そう言ってくれるのは嬉しいけど、もったいないよ。本田さんと世界を目指せるんだよ」
「俺はアヤメと世界を目指す」
本田は優のコンビネーションジャンプに絶句していた。優はそんな本田を見て、ニコニコしている。
「インフィニティ」
「何だ、それ?」
「ジャンプの名前だよ」
「まいったな、これは。優、俺がお前のコーチをする。世界を目指そう」
「?」
「優が小さいときに約束したじゃないか。大きな大会に出るときは俺がコーチするって」
「俺、アイスダンスすることにしたんだ」
「!?」
「ジャンプ、力強くて、とってもかっこよかった。シングルやった方がいいよ」
「決めたんだ。アヤメと滑る方が絶対楽しい」
「そう言ってくれるのは嬉しいけど、もったいないよ。本田さんと世界を目指せるんだよ」
「俺はアヤメと世界を目指す」
「ふざけたこと言わないで!」
アヤメは泣き出しそうな顔をして走り去る。
「待ってよ!」
アヤメを追おうとする優を本田が押しとどめる。
「彼女に考える時間をやれ」
「分かったよ」
「どこで知り合ったんだ?」
「全日本ジュニアでアヤメを見て惚れたから、今日会いにきたんだ」
「なんだ、それ」
「アヤメのアイスダンスはいかしてるんだよ」
「そうか、彼女も頑張ってんだ」
「本田さん、アヤメのこと知ってるの?」
「ああ。高橋アヤメ。高橋ペアの娘さんだ」
「高橋ペアって、あの?」
「そう。アヤメちゃんもペアを目指してお母さんに教えてもらっていた。小さい頃はお母さんに似て、元気でリズム感がよくて運動神経が抜群だった。スケーティングは群を抜いてたな。ところが、お父さんからの遺伝なのかグングン背が伸びちゃって、彼女とペアを組める相手がいなくなってしまった。それで、アイスダンスに転向したって聞いてたんだけど、そうか、アイスダンスでも活躍してるんだ、よかった、よかった」
優が複雑な表情をした。
「ところでお前、5回転は練習しているのか?」
「さっき言っただろ。俺、シングルやらないよ」
「分かった、分かった。興味があるから、友達として聞いてるだけだ」
「そっか。5回転はただ回ってるだけな感じがするから、好きじゃない」
「好きなのは、さっきのようなジャンプってことか」
「他にもあるよ。調子がいいから、も一つ跳んでみるね」
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自作のフィギュアスケート小説です。ロシア・オリンピック、高橋大選手の金メダルの演技に会場全体が沸く…。
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自作の学園小説です。豊高の不良たちに絡まれる雛菊と陽子。雛菊は顔を見せぬ青年に救われる。屋上に残された白骨死体。彼の目的は…。
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「ああ。高橋アヤメ。高橋ペアの娘さんだ」
「高橋ペアって、あの?」
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優が複雑な表情をした。
「ところでお前、5回転は練習しているのか?」
「さっき言っただろ。俺、シングルやらないよ」
「分かった、分かった。興味があるから、友達として聞いてるだけだ」
「そっか。5回転はただ回ってるだけな感じがするから、好きじゃない」
「好きなのは、さっきのようなジャンプってことか」
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